10.髪の悩み別シャンプーの選び方

現代日本の女性の悩みの代表・髪

髪は女性の命という言葉が昔からあるように、髪は女性を魅力的に見せるために大切なポイントになります。女性としてだけでなく、好きなヘアカラー、ヘアスタイルで毎日を過ごすという事は楽しく生きるためにも重要ですよね。そんな重要な意味を持っている女性の髪ですが、年齢を重ねるごとに髪の悩みは増えていってしまうものです。20代と30代以降の髪の悩みではその内容が変わってきます。20代の髪の悩みでは、パサつき・枝毛・切れ毛というものが中心ですが、30代以降になると悩みの内容に、抜け毛・薄毛・白髪などが加わります。また、日本女性は、欧米やアジアの国々の女性と比べて、髪をきっちり縛ったり、逆毛など髪の毛の自然な流れに対して無理なスタイリングをしたりするなど、髪の毛に強いストレスを与える傾向が強いようです。こうした習慣が髪にダメージを与えやすいのかも知れません。その上、日本は四季の気候の変化が大きく、夏場は汗や紫外線、冬場は乾燥……というふうに、髪は一年を通じて厳しい環境に晒されます。充分なケアが必要というわけですね。さらにスマートフォンやパソコンの使い過ぎといった「ハイテク疲れ」、仕事や家事が忙し過ぎるというストレス、そして時間に追われて乱れがちな生活習慣なども美髪の大敵！　だからこそ、現代の日本女性のヘアケアには細心の注意を払わなくてはならないのです。もしかしたら、あなたの髪の悩みは頭皮環境の改善やシャンプーを見直すだけで変える事ができるかも知れません。今回は、髪の悩み別シャンプーの選び方をご紹介します。

髪の悩み別シャンプーの選び方

シャンプーにより配合成分は大きく異なります。髪質や頭皮の悩み、症状により、おすすめしたい成分も異なりますので、悩みに合わせて正しいシャンプーを選びましょう。

・剛毛、髪のパサつき
剛毛や髪のパサつきが気になるなら、髪質を柔らかくしてくれるセラミドやヒアルロン酸、アミノ酸などの潤い成分が配合されたシャンプーを使ってみましょう。使い続けるうちに、硬くてごわついた髪も、きれいにまとまるようになります。髪が柔らかくなる事で、スタイリングやドライヤーの時間も短縮する事ができるでしょう。

・薄毛、細毛、ダメージヘア
薄毛や細毛、もしくは切れ毛や枝毛などのダメージヘアには、髪表面を引き締める効果が期待できるカキタンニンやモリンガオイル、ミツロウなどが含まれているシャンプーがおすすめです。使い続ける事で、頭皮から潤いのある健やかな髪質に導く事ができる上に髪も保水力が増し、しっかりとしたコシのある髪質になるでしょう。

・くせ毛、うねり
くせ毛やうねりが気になる場合は、アミノ酸系シャンプーを使いましょう。くせのある髪は、普通の髪よりも乾燥している事が多いです。乾燥によるダメージをシャンプーに含まれるアミノ酸が補修する事により、くせを抑える事ができます。最近はくせ毛用シャンプーとして、アミノ酸が配合された低刺激シャンプーも多く販売されています。

・頭皮の炎症、毛穴詰まり
頭皮の炎症やベタつき、毛穴に詰まった皮脂を取り除きたい場合は炭酸シャンプーを使ってみましょう。髪の出発地点である毛穴の皮脂詰まりを改善する事で、くせ毛の改善やうねりのない髪を育てる事にもつながります。

あなたの髪質や頭皮に合ったシャンプーを選びましょう

髪や頭皮の悩みは、女性なら誰しもが抱えているものです。しかし、これまで遺伝のせいだと諦めていた髪質をシャンプーで変える事ができれば、それほど嬉しい事はありませんよね。悩みを解消するためにも、まずは髪や頭皮がどのような状態なのかを見極め、あなたの髪質や頭皮に合ったシャンプーを選びましょう。

【参考文献】
「～35歳からのキレイの教科書～Ｂｅａｕｔｙ　Ａｉｒ」
「Ｈｕｒｒａｙ（フレー）」