5.失敗しないシャンプーの選び方

シャンプーの種類

数え切れないくらいあるシャンプー。有名なものだと、オーガニックシャンプーやボタニカルシャンプー、アミノ酸シャンプーなど、たくさんの種類があります。 まずは「シャンプーの種類とそれぞれの特徴」を知っておきましょう。 シャンプーと言えば、まず初めに知っておかないといけないのは界面活性剤(洗浄成分)の違いについてです。 実はシャンプーの約70%は水で、約20%が界面活性剤、残りの約10%にコンディショニング成分(ボタニカル成分やシリコン、添加物)が詰め込まれています。 ですので、ボタニカルやノンシリコン処方ではなく、界面活性剤によってシャンプーの質は決まるのです。 界面活性剤の種類はたくさんあるのですが、とりあえず今から紹介する「３種類」を覚えておけばOKなので参考にして下さい。

数多いシャンプーも基本は「3種類」

①高級アルコール系シャンプー（成分表記：ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウムなど） メリット：しっかりと汚れを落とせる。泡立ちが良い。低価格。 デメリット：刺激が強い。ヘアカラーやパーマとの相性が良くない。ダメージした髪との相性が良くない。 高級アルコール系シャンプーは、市販されている大部分のシャンプーです。特に、大手メーカーが販売しているシャンプーはこのタイプです。高級とつくのですが、品質が良いという事ではないので注意して下さい。アルコールに含まれる炭素数が多いので、高級アルコールという名前なのです。 ②アミノ酸シャンプー（成分表記：ココイル○○、ラウロイル○○。例：ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなど） メリット：保湿力が高い。低刺激。ダメージした髪との相性が良い。 デメリット：汚れが落ちにくい。軟毛だと、しっとりしすぎる場合もある。価格が高い。 アミノ酸シャンプーは、比較的新しく、肌に優しい洗浄剤として注目されているシャンプーです。美容室などのサロンや、頭皮ケアを考えるシャンプーに多いタイプです。 ③石鹸シャンプー（成分表記：石けん素地、脂肪酸ナトリウム） メリット：人体への安全性が高い。皮脂をしっかりと落とせる。環境にも優しい。 デメリット：髪がギシギシしやすい。慣れるまで時間が必要。使い方が難しい。 石鹸シャンプーは、昔からある石鹸をベースとしたシャンプーで、自然志向の方から絶大な信頼を寄せられています。ただし、使い方が難しく慣れるまで時間がかかる洗浄成分です。

シャンプーの選び方の基本。自分に合うシャンプーの見つけ方３つ

人によってシャンプー選びの基準は違いますよね。話題性の大きさや憧れの芸能人、モデル愛用のシャンプーという基準で選ぶのも、もちろん悪くありません。ですが、この記事では「自分にぴったりのシャンプーの選び方」をお伝えします。ポイントは次の３つです。 ①初心者は「透明」のシャンプーを選ぼう。 ドラッグストアで市販のシャンプーを選ぶ時は「液体が透明」のものを選びましょう。シャンプーには、液体が透明のものと白く濁っているものがあります。この違いには、乳化剤という添加物が関係しています。簡単に言うと、濁っているシャンプーは添加物が多く、透明のシャンプーは添加物が少ない、もしくは天然成分で代用しているものが多い傾向にあるのです。もっと簡単に言うと、「透明のシャンプーのほうが品質が高い」という事です。ちなみに、ボトルの中身が見えないシャンプーもありますよね。中身が見えないシャンプーの多くは濁っています。透明のボトルで中身が見えるシャンプーを選ぶのが「ベター」なのです。 ②髪質・悩みを1つに絞ろう。 ツヤも欲しいし、くせ毛も直したい……と希望が色々ありますよね。でも、まずは一番解決したい髪質や悩みは何か？を決めて下さい。 ③上級者は「成分表」を見てみよう。 シャンプー選びに慣れてきたら「成分表」を見て選んでみましょう。 【参考文献】 「アスパイラル」 「お風呂のソムリエＳＨＯＰ！」 「ＢＩＹＯＵｎｏｔｅ．」